自己暗示でなりたい自分?スピリチュアル的なものではありません。日々訓練を積み重ね、自分を作り上げること。
自己暗示と聞くと、なんだかそれだけで宗教じみた、自己啓発的なことを想像してちょっと引いてしまいますよね。
私もそう思います。w
でも、そういうことではないんです。
私がつらいことを乗り越えられたときのことを思い返すと、すべてにおいてよい方向へ(ポジティブに)気持ちを向けて自己暗示をしていたんだな、という結論がでたというお話です。
まず最初に行った自己暗示は、「話し方を変える」こと。
もう、そのままです。
これは仕事上のことでも話し方を変えるきっかけがあったのですが、当時私が働いていた職種がお客様と標準語で会話をする機会が多かったんです。
でも、私の住んでいる地域は方言の強いところで、みんな標準語で、と言っている中でなかなか方言が抜けきれない・・・
私だけでなく、「全員」そうだったんですよね。
こんな状況の中だとお客様との会話の中で方言ださないとか絶対ムリじゃん。
そこで私が考えたのは、「通常の会話も方言を使わずに標準語で話す」でした。
でも今まで職場の方たちと方言で話していたのに、いきなり標準語で話し出すと「なに高飛車ぶってんの」だとか「意識高い系?」だとか思われたりして恥ずかしい。
と思いますよね。私も踏み切るまで悩みました。
絶対変な風に思われる。陰で何か言われるんじゃないか。と・・・
そこで私が乗り切った考え方はこれ!
(周りがどう思おうと、陰で噂されようと、そんなの私に聞こえてこなければいいじゃん!私のことをなんと言おうが、その人たちは私を助けてはくれないし、お給料くれるわけでもない。むしろ私が変わるだけで、私が楽になるし、私のお給料も増えるかもしれないじゃん!だったら自分のプラスになる選択をした方が断然お得じゃん!)
と、なんともポジティブに乗り切ることにしたのです。
ひとつ目のポイントは1日目を乗り越えること!
標準語で会話を始める1日目。ものすっごく恥ずかしいです。もう恥ずかしくて恥ずかしくて恥ずかしいのですが、ここさえ乗り切ればあとはスムーズに事を運ぶことができます。
そこで考えたのが、「私は女優」論。
なにそれ?ですよね。私の勝手な理論ですw
女の子なら昔おままごとをして遊んだことはありませんか?(もちろんおままごとが好きじゃなかった方がいらっしゃると思うので、あくまでも私の持論です)
おままごとって役作りが大事ですよね。クレヨンしんちゃんでよくネネちゃんから「ちゃんとして!」とお叱りを受けるように、それはそれは役作りが大事なのです、おままごとって。
そのおままごとが小さいころ大好きで、よくなりきって遊んでいたのですが、このおままごとっていわば「演じる」ということですよね。
もう、女優なんです。私。w
そういうと(なんだこいつ、ヤバイヤツきたー)となりそうですが、そうではなくてw。
何事においても「なりきり」「演じる力」って大事だと思うんです。
例えば、プレゼンテーションだったり、人材教育であったり、大なり小なり人前で話すことってありますよね。
その時に「緊張しないように」とか「うまくいくように」とか、みなさん一つは願掛けみたいなこと、しませんか?
よくあるのは「人」という字を手のひらに書いて飲み込む、というものがありますよね。
それと同じです。
「私は女優、私は女優、どんな私にもなれる」
こう、唱えるのです。
そして、今から行うことを上手に行っている人をイメージします。
その対象は仕事のできる先輩だったり上司だったり、はたまた映画のワンシーンでもいいと思います。
自分がうまくいく、というイメージを鮮明に思い浮かべます。
思い浮かべたら、それを自分と置き換えるのです。そう、その人になりきれるように。
なりたい自分になるために、毎日毎日演じるのです。
そうすると、もう、あなたは大丈夫!
演じ始めると、それが当たり前になってきます。
始めは恥ずかしさがあるかもしれませんが、人って慣れるんですよねw
いつの間にかそれが自分でも当たり前になって、周りの人たちも元々私はこーゆー人だったっと刷り込まれるんです。
なぜ自己暗示で変わろうと思えたのか
私がこの自己暗示をして変わろうという方法に踏み切れたのは、近くにそういった人がいたんですね。
同じ職場で働いていた年下の女性がおりまして、その子の印象はあまりいいものではなかったんです。
周りと積極的に会話はしないし、お昼も席から離れずに一人でパン食べてるし、仕事中もずーっと眉間にしわをよせていて話しかけるなオーラを放っていたんです。
でも、いつの間にか彼女はみんなからとても好かれて、とても信頼される人物になっていました。
なぜ、彼女はそうなれたのかな、と考えたときに、彼女自身がよい方向へ変化していたからです。
周囲に自分から積極的に話しかけるようになっていたし、人のためにいろいろと動いてくれたり、人が落ち込んでいたら「どうしたの?」とすぐに声をかけてくれるような、ちょっとしたしぐさにものすごく気を使える方になっていたんですね。
そうして彼女は周りからの信頼を得て、会社からも表彰されるような方になったのです。
それは彼女自身が変わろう、と思って自分を変えた結果で、そしてその過程の中で彼女のことを誰もからかったりすることはありませんでした。
このように、運よく私の身近に成功事例があったので、私自身も「変わろう!」と踏み切ることができたのです。
私が少しでも変わることができたのは、第一人者の彼女のおかげです。彼女には感謝しかありません(*´꒳`*)
人を変えるには、まずは自分が変わること
とよく言ったものですが、本当にその通りだなぁと身をもって感じることができました。
今、自分の居心地がよくないな、と感じている方へ私の経験が少しでもお役に立てると幸いです。